不登校の種類

居場所が必要

一般的には、不登校にはタイプがあります。
不登校になってしまった子供さんのために何をすべきなのか?
まずは、居場所を作ってあげることが大切です。

ですが、具体的にどうすれば良いのか、わからない人が多いでしょう。
そこで、不登校の子供さんの捉え方としては種類を理解することが大切です。

不登校の子供さんは、7つのタイプに分かれています。
まず、分離不安型のタイプ。
低学年の子に多く、親御さんから離れることに不安があり不登校になってしまったタイプです。

几帳面な性格でこだわりが強く、良い子をするのが疲れたようなタイプの子もいれば、甘えや依存からくるタイプの子もいます。
最も解決しずらいのは、無気力型のタイプではないでしょうか。
学校へ行かないことに対して罪悪感が少ないので、学校へ行くことへの意義を感じていません。

学校生活が原因で不登校になってしまうタイプは、人間関係のトラブルなどが原因の場合が多いでしょう。
神経症などを患っているタイプもあります。
精神患者の初期症状でも、不登校になるという場合があるのです。

最後に、発達や学力の遅れのあるタイプです。
極端に不得意な強化があり、学習に対して嫌になってしまっている状態です。

不登校になってしまったらどうすれば良いの?

不登校には「前兆期」と呼ばれている時期があります。
学校帰りの様子がおかしい、朝になると学校へ行きたがらなくなるなど。

今までとは違うと思う前兆がみられた場合、それは不登校のサインです。
学期のはじまりや季節の変わり目、学年の変わり目などにはとくに子供さんは不安を感じています。
注意深く見守ることが大切です。

学校に対して否定的な気持ちを抱いていれば、それは普段の様子から垣間見ることができるでしょう。
不登校を未然に防ぐには、子供さんとじっくり話をすることが大切なのです。

また不登校が長期間にわたって続いている場合、ひきこもりへと発展する可能性があります。
学校に復帰するまでに要する時間は、9か月以内の子供たちがほとんどですが、不登校から引きこもりになると外出することさえ怖くなってしまいます。

生活空間は自室のみとなってしまうケースもあります。
社会生活から遠ざかり、対人恐怖症を発症するかもしれません。

他人に会うことに恐怖を感じてしまうと、余計に改善しずらくなってしまいます。
ここまで不登校になってしまうと解決には時間がかかりますが、訪問をして手紙をかいて、話をして。
様々なアプローチをすることが大切ですし、焦らずに待ってあげることも大切です。

不登校とうつ病は関係がある?

うつ病の症状が不登校というサインで現れる可能性も。
もしうつ病と診断されて、投薬やカウンセリングを続けている子供たちは大勢います。

うつ病と診断されてしまうと、うつ病のケアに必死になり子供を労わりすぎてしまうケースや、うつ病だからと不登校をなおそうという気持ちを抑えてしまう親御さんもいます。
接し方や対処の仕方は子どもに合わせて、それぞれ違う方法でアプローチしなければいけませんが、医療機関の受診を行い最適で、出来る限り早く学校へ行けるよう、サポートをしましょう。

サポートを手助けしてくれる機関を利用するという方法もあります。
ご家族だけで悩まずに、しっかり相談をして最善策を見つけましょう。