カナダ

カナダの語学学校留学先の種類

日本から外国へ留学するという事を考える方が非常に多くなっています。
グローバル化する社会の中で、世界共通語である英語をマスターするという事が主軸となる留学が多いのですが、その国の文化や生活を知る事が出来るという事も留学のメリットです。

狭い島国であり、最近は多様な人種が日本に入ってきていているとはいえ、世界と比較すると多人種の中での暮らし、という事にならないため、海外留学する事によって様々な人種を理解し、価値観を大きく広げる事にもつながります。
特にカナダは人種が様々で非常に多様な人たちが暮らしているので、カナダに留学する事で自分を大きく変える事の出来るチャンスととらえる方も少なくありません。

カナダの語学学校は「English as Second Language」ESLと呼ばれます。
更にこのESLは私立、大学付属学校に分けることができます。
ただ、通常語学学校と呼ばれるのは、私立のESLです。
私立のESLもたくさんの数があり、その中から自分に最も適している学校を見つけることが、海外での生活が充実したものになるかどうかのポイントでしょう。

私立ESLと大学付属ESLの違い

カナダへの語学留学先となれば、通常私立ESLか大学付属のESLになります。
気になる費用ですが、私立ESLの場合、学校によって違いがあり料金にも幅があります。
平均金額を見ると、月額1200から1500ドルくらいです。大学付属ESLの場合、私立ESLよりも料金が高く、一般的に4か月で5000ドル前後といわれます。

通学の最小単位、プログラムですが、私立ESLの場合、1セッション4週間です。
ただ学校によって1週間単位で通う事もできるところが多いです。
プログラムは会話に重点が置かれているほか、様々なプログラムを選択できる魅力があります。
大学ESLの場合、その他の大学同様、約4か月間で、セメスター制と呼ばれる単位が最少です。
プログラムはあくまでも大学進学を前提に、という事で行われるため、進学後に困らないだけの英語力を鍛えるという目的があり、文法などに重点が置かれる傾向が強いです。

私立ESLと大学付属ESLの大きな違いは、授業ではないかと感じます。
私立ESLの場合、どれだけ楽しく効果的に英語力を強化できるか、「会話ができるようになるか」ということが主軸で、宿題などは少なめ、さらに試験などもありません。
しかし大学ESLの場合、指導をしてくれる先生によって授業の楽しさなどが違ってきますし、内容も厳しいものが多くなります。
試験もありますし、宿題もかなり出ます。
そのため、英会話というよりも語学を深く学ぶという傾向が強く、本当にしっかりと勉強する気持をもって、「大学進学」を目指した人にオススメする留学です。

大学の場合はどうなのか

カナダでは公立カレッジと大学に分けることができます。
公立カレッジも大学も非常に質が高く、日本と比較すると数が少ないという特徴があります。
質の高い学校が多い、学費がアメリカなどと比較して比較的安いという事もあり、たくさんの学生がカナダの大学をめざし進学してきます。

基本的に大学入試がない、という点が日本の大学と比較して大きく違う点です。
学部によっては受験が必要になりますが、出願の条件が満たされていれば基本的に入学できます。
ただし、日本の大学よりも単位については厳しい面があり、卒業までに取得しなければならない単位を落とした・・・という場合、費用も時間もかなりかかります。
入学よりも卒業が難しい、という海外の大学の特徴的な面がカナダの大学にも存在します。

大学とカレッジの違いですが、まず大学は4年、カレッジは2年、という点です。
カレッジは専門分野を学ぶプログラムが充実していて、学問を学ぶというよりも就職に活かせる知識、技術を学ぶ学校です。
少人数制で内容の濃い学習になります。

大学は日本の大学同様、学問を学ぶということが主軸となります。
ただカナダの大学の場合、途中から専攻を変える、学部を変更するという事もできます。
施設も環境も非常に整っていて学ぶという面から考えると、さすが、質の高い学校が多く人気があるという事に納得できる大学が多いです。