フランス

伝統と歴史ある国で留学先にも人気

フランスは歴史と伝統があり、また新しい物もしっかり取り入れている国です。
魅力あふれるフランスは留学生が憧れる国もでもあり、特にパリなどは芸術的な面からも留学先として選ぶ学生が非常に多いです。

ハイレベルな教育がおこなわれている国、という事もあります。
フランスは学歴社会なので、その質の高い国で学びたいという声も多く、留学生が大学進学をめざし、多く入ってきます。
日本からも毎年2000人以上の方がフランス留学を果たしており、特にフランスでこの先キャリアを積んでいきたいと思う方にとって、留学し大学修士課程相当以上を取得できれば、その先企業研修期間資格を取得できるとあり、非常に人気が高くなっているのです。

フランス留学の魅力

フランスは留学しやすい国といえます。
というのもフランスの場合、外国人でも奨学金制度を利用出来、しかも授業料などが非常に安く設定されているのです。
学生ビザで留学するという場合には、週に18時間までならアルバイトなども出来るため、他の国に留学するよりも、ある程度経済的に余裕を持てます。

また、暮らしについても補助があり、語学留学生も住居手当を利用する事が出来ます。
更に学生保険への加入も出来るので、他の国にはない留学の経済的メリットがあるのです。
医療保険に関しては、留学生でもフランスの学生同様、国民健康保険と同じような医療保険制度が利用できます。
条件は、政府公認高等教育機関へ4カ月以上の登録を行うという事、さらに28歳以下である事、これだけです。

学生社会保険についてはフランス政府認定高等機関に4カ月以上登録する場合、加入義務付けとなっています。
この保険は健康保険として利用する事が出来、病院で支払う医療費の6割が払い戻しされます。
学生社会保険と組み合わせて利用できる学生相互保険も魅力です。
学生社会保険で補う事の出来ない部分をしっかり補う形になっているので、多くの学生が加入しています。

フランスの大学は学士、修士、博士がある

フランスには公立大学が83大学あります。
様々な分野で活躍する人を育成する素晴らしいカリキュラムがありますが、入学試験がなく条件にバカロレアがあります。

バカロレアは高校を卒業した証明書のようなもので、現地ではBACと呼ばれます。
フランスの中等教育を修了するとBEPCという中等教育修了証明書が渡されます。
日本でいえば高校進学する年代ですが、日本の高校のようなシステムではなく、フランスの場合、リセと呼ばれるシステムがあり、普通教育課程で大学進学を目指すシステムと、工業の専門的知識を身に着ける工業高校と、パン、成果などの専門知識を身に着ける職業高校に分かれています。

それぞれの高校に進学し、卒業する前にバカロレア取得の試験を受けることになります。
合格すると高校のシステムの違いによって、それぞれ、普通バカロレア、工業バカロレア、職業バカロレアが授与され、これが大学進学に必須となるのです。
留学の場合、入学試験がありますので、高校卒業からフランスの大学に行くという場合、通常、日本の高校卒業認定証があればバカロレア同等とみなされますが、留学生はフランス語の能力試験が義務付けられているので、フランス語の理解が必要となるでしょう。