ドイツ

ドイツの高校に留学するという魅力

語学を学びたいという気持ちがあるのなら、若いうちに留学しておく方が習得しやすいといわれます。
英語もそうですが、フランス語、ドイツ語なども同じで、最近は高校年代で留学するという方も出てきています。
英語圏の留学先よりまだドイツは高校留学先として少数ですが、徐々に多くなってきています。

留学するとなるとやはり気になるのが治安面です。
ドイツはヨーロッパ圏内で治安も安定しており、医療に関しても設備が整っているという事もあり、留学先として安心できる国といえます。
また多くの家庭でゲストルームを保有しており、ホームステイ先も安定しています。

環境についてもドイツは環境先進国といわれる国なので美しい自然もそこかしこに残っており、ドイツに暮らす学生は、自然豊かな環境の中、のびのびと勉強に励んでいるのです。
高校年代で留学し、ドイツ語を習得するという事を考える方が多くなっているのも納得です。

どんな高校に留学するか

ドイツは公立高校、私立高校、さらにインターナショナルスクールがります。
最も数が多いのは公立高校で、ドイツの公立高校の授業料は無料なので公立高校に入る事が経済的に楽な方法となりますが、公立高校は当然留学生向けの授業を行うという事ではありませんので、ドイツ語を話せることが必須となります。
公立高校の場合、留学期間は最長で11か月となりますので、ドイツで大学留学を果たすためのアビトゥアを取得することはできません。

ドイツには私立高校が少なく、また当然ここでもドイツ語の能力が必要となりますし、私立高校なので授業料が必要です。
ただし、留学期間に期限が設けられていないので、将来、ドイツで大学留学までと希望があるのなら、大学入試資格を取得する事が出来ます。

語学に自信がないという方は、インターナショナルがいいでしょう。
ドイツ語力をそれほど要求されませんし、留学期間に制限もありません。
国際バカロレア資格の取得も可能です。
しかしインターナショナルスクールは私立高校よりも授業料等が高いという事がネックです。

ドイツの大学に留学する条件

ドイツへの大学留学では、日本の教育制度で12年間、学校教育を受け高校を卒業し、高校の卒業証明書を提出できる、そして、留学先が求める語学力の証明ができるという事が条件となります。
高校を卒業し日本の大学入試を受けるのと同様にセンター試験を受け、受験した科目について62%以上の成績を収めていれば、その学科や関連学科への留学申請が可能です。
条件として、高校1年から3年、すべての学年児、数学、理科の1科目、外国語1科目、国語を履修、卒業しているという条件があります。

高校の卒業証明書、成績証明書、センター試験成績表について、英文のものを用意しておかなければなりません。
留学したい大学へセンター試験においてどのような学科を受けなければならないか、確認が必要です。
英文による証明書は出願する際、「成績開示」を申込み、英文証明書の発行を大学入試センターに申し込みます。