スペイン

情熱の国、スペインの高校に留学したい

スペインは情熱の国、素晴らしい芸術もあり、歴史的建造物も多い国です。
サッカーも非常に熱いですし、闘牛などのお祭りも世界的に有名です。

スペインに高校留学すると、まず日本の高校とのギャップに驚きます。
夏休みが長く、日本の高校のように部活なども盛んではありません。
学校は通常、午後2時30分くらいには終了し、部活もないのでプライベート時間が大切にされるというイメージです。

スペインと一口にいっても地域によって違いがあり、主要言語となるのがスペイン語、その他、バレンシア、バスク、カタルーニャ、ガリシアなどの多様な言葉があります。
学校によってスペイン語ではなくバレンシア語などを使う事もありますので確認が必要です。
授業科目はスペイン語のほか、ラテン語、外国語、歴史、文学などがありますが、特徴的なのは哲学を高校年代で学ぶという点です。
卒業後、哲学は大いに役に立つ文学でしょう。

スペインに留学したいと思ったら

スペインの大学を留学先として選ぶなら、スペインの大学の仕組みを理解しておくべきです。
スペインの大学は学士、修士、博士という三つの課程に分かれていて、学士は4年、修士は1年から2年、博士は3年以上となっています。
まずは最初のレベル、学士となります。

スペインの大学に留学する場合、日本の高校卒業資格を持っていることが必須となります。
また、スペイン大学統一入試試験を受けなければなりません。
留学先によっては一定水準以上の英語能力を要求されることがあります。
これは、各大学に確認しておきましょう。

学位取得目的の大学留学

こうした学位を取得したい場合、公立大学、私立大学、遠隔教育大学に留学する必要があります。
公立大学の中には中世あたりに起源をもつ学校等、歴史ある大学が多く、留学生にとってパイオニア的な大学も存在しています。

私立大学は以前非常に少なかったのですが、現在、急速に増加しています。
私立大学は国公立とは違い費用が高いのですが柔軟性が魅力です。
スペインではカトリック系統の大学が多いです。

遠隔教育大学は1972年に創立された大学で、登録学生20万を超えるスペイン最大規模の大学です。
遠隔教育は学校まで遠距離となっているため、通学が困難な学生に、遠隔地から教育を受ける事が出来るようなシステムを持った大学です。
インターネットなどを利用したり、郵便による学習報告などもあります。

こうした遠隔教育大学は多くなっていますが、この大学に留学する場合、全国統一大学入試選考試験となるPrueba de Acceso a la Universidad:PAUを受けます。
以前は必須となっていたこの試験も、現在、必須となっていません。
但し、学部入学審査の際、判断材料となるので受けておく方が安心かもしれません。
PAUの必要性はそれほど高くないという事から、この先、廃止される予定になっています。